平尾医院

平尾医院|豊橋市の内科、小児科、脳神経内科

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糖尿病について

糖尿病について

■概要
糖尿病はインスリン分泌低下とインスリン作用不足により肝臓や筋肉でのブドウ糖の利用が障害され血管内にブドウ糖が溢れ出し高血糖を来す疾患です。自覚症状がないからと高血糖を放置すると、5年から20年の経過で神経、腎臓、網膜の最小血管障害が進行し足壊疽、血液透析、失明に至ります。
■糖尿病と血糖障害
①最小血管障害
網膜症、腎症、神経障害の原因となり高血糖に大きく依存します。
②大血管障害
脳梗塞、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症を引き起こす粥状動脈硬化疾患です。高血糖、高血圧、脂質異常症、インスリン抵抗性、DM予備軍が総合的に関与します。
■糖尿病の分類
大きく4つの種類に分類されます。インスリン分泌機能が廃絶した1型糖尿病、日本人の大多数を占める2型糖尿病、妊娠糖尿病、その他の原因による糖尿病です。
■糖尿病の診断
空腹時または随時血糖の測定とHbA1Cを測定することにより行われます。
■糖尿病の治療
運動療法と食事療法が基本です。20~30分早歩きをしましょう。卵1個分のカロリーが消費されます。間食を止め、お菓子や清涼飲料水等の糖質を控え、食物繊維(野菜・キノコ類)を食事の最初に取るようにし、適正体重を目指します。
運動療法と食事療法を行なっても高血糖が持続する場合は、薬物を追加し血糖値を出来るだけ早く正常に戻すようにします。
■糖尿病の薬物治療
薬物としては患者さんのライフスタイル、インスリン分泌状態、肝機能や腎機能、認知機能により経口剤、GLP1受容体作動薬自己注射、インスリン自己注射が選択されます。
①経口剤は、SU剤、DPP-4阻害薬、SGLT2阻害薬、αGI、速効型インスリン分泌促進剤、インスリン抵抗性改善剤、BG剤、DPP-4阻害薬とBG剤の合剤、DPP-4阻害薬とSGLT2阻害薬の合剤、週1回型服用のDPP-4阻害薬、速効型インスリン分泌促進剤とαGIの合剤があります。
②GLP1受容体作動薬自己注射は、1週間に1回の自己注射で済み、食事に関係なく注射が可能です。
③インスリン自己注射は、週1回外来通院(朝食なし)して頂き、SU剤を一部残して、持効型インスリンを1回接種する方法(BOT)を利用しながら穏やかにインスリン導入を行います。早朝空腹時血糖値140mg/dl以下を目指します。低血糖が出現する場合は、インスリンは減量せず経口薬を減量します。
BOTでも高血糖が持続する場合、超速効型インスリンを1日1回~2回追加します。血糖値が正常にコントロールされインスリン分泌が回復すれば、インスリンを経口剤へ戻すことも可能です。
■最後に
インスリン治療を始めたが継続できず途中で元の治療に戻しても、インスリン導入前のコントロールに戻るだけです。多くの場合、今よりも血糖コントロールは良くなっており、インスリン治療の間、合併症の進行が遅れたと考えて下さい。
当院では、院内で血糖、HbA1Cを迅速に測定することが可能となっております。お気軽にご相談下さい。